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「総合的なデザイン力への挑戦」

 2006年9月15日(金)の午後、母校武蔵野美術大学で、390人の後輩に向けて講義をさせていただきました。視覚伝達デザイン学科の主任教授、及部克人先生が、工房の活動を高く評価して、特別 講師として呼んでくださいました。美大を卒業して、造形教室をやっている卒業生もたくさんいるはずなのに、私にお声をかけていただけたことに、本当に感謝しています。
 以前はイラストレーターやデザイナーとして紙の上でデザインをしていた私が、工房の活動を通 して、立体物のデザインをしたり、デパートのイベントなどの「総合的なデザイン」をするに至った経過をお話しました。
 そして美大生に一番語りたいことは、「一般人の感覚を知れ!」です。突出した才能を持って美大に来た人たちの才能を売り込む相手は一般の方。その方たちの感覚を理解することで、芸術を商売として生きる道があると考えています。
 最後に学生が書いてくれた感想文を読むと、私の伝えたいことをちゃんと聞いてくれていたことが分かって、嬉しくなりました。
 後輩の皆さん!人生は面白いよ!迷わず社会に飛び込んでいって、大きく成長していってもらいたいです。頑張れ!
▲授業前に講義室の前で、リサイクル戦車のパフォーマンス。縁日とかでおもちゃを子供に売りつける「的屋のおじさん」になった気分でした。右端に写 っているのが及部先生です。   ▲講義室に入るのに、行列ができるほどの生徒数。スタッフと力を合わせて作ったスライドを上映しながら講義をしました。パソコンができるようになっていて良かった〜!
▲受講生はすごく熱心に聞いてくれたと思います。美大生に伝えたいことは山ほどあって、1時間半の授業時間はアッと言う間に終わってしまった感じでした。   ▲講義が終わってから、学生と雑談。女子学生が戦車を「かわいい!」と言ってくれました。「お手伝いをしたい」と申し出てくれる生徒もいて、来年のイベントには来てもらおうと思っています。

●学生の感想文


「とてもおもしろい工作教室のイベント企画で、私自身もやりたいと思えるほどだった。きっとそれは、全ての企画が子供だましの適当なものではなく、「アート」として子供たちに提供しているイベントだからなのだろうと思った。本気になれるイベントだと思った。」(視覚伝達デザイン学科2年生/男性)

「今回の話はかなり勉強になった。いなずみさんは、自分の経験や考え方を惜し気もなく話してくれるのでビックリした。デザイナーと呼ばれる人は、自分の知識とかをもったいぶる傾向にあると思う。」(基礎デザイン学科2年生/女性)

「子供の絵画教室は小さい頃自分も通っていて、将来やりたいことの一つだった。けれどその経営などは思ったよりも「過酷」だと知った。現場の声がとてもためになりました。」(映像学科1年生/男性)

「自分が小さいとき、身近にこういった教室があればすごく良かったと思います。しかし、今までだれも考えなかった…というか、うまくいくと思わなかったシステムだと思います。美大生としての自分の中の造形感を大切にすることも大事だけれど、社会に貢献していくためには、お客さんの要望も視野に入れて、どんな状況にも対応できるようにしておかなくては、上手くやっていくことができないんだなと思いました。こういう夢を売る仕事でも、裏側ではしっかりしたプランニングが必要で世の中は甘くないと思いました。日々新しいアイディアを考えていく姿勢はカッコイイと思います。…とにかく今日は面 白かったです。ありがとうございました。」(デザイン情報学科1年生/男性)

「今日は総合的なデザイン力の話であった。私は色々興味を持っているが、学科という枠を自分で勝手に作ってしまっており、何でもやってみるということを忘れている気がした。もっと「頭をやわらかく」頑張ろうと思った。」(空間演出デザイン学科2年生/女性)

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