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外部の活動
武蔵野美術大学講義 インターンシップ演習
「社会の中で生き続ける芸術活動を目指して」
2008年10月24日(金)の午後、母校武蔵野美術大学の「インターンシップ演習」の中で特別講師を務めさせていただきました。視覚伝達デザイン学科の主任教授、及部克人先生からお声をかけていただき、今回で3回目の講義となります。
せっかく講師を務めさせていただくのだから「学生に何かサプライズを!」と考え、工房のハロウィンの仮装行列のために作ったジャンボカボチャの着ぐるみを着て講義に行くことにしました。(ちょっとおバカ?)
講義室前の広場で着替えて、下の美大生に手を振ると、楽しそうに手を振って応えてくれる後輩たち。「美大って良いな〜」と心から思いました。自分の感覚に素直に、楽しいことを「楽しい!」と表現することって、もしかしたら一般の人は忘れているのかもしれません。それが自然に身についている美大生の存在意義が、今後社会の中で大きくなって行って欲しいとも思いました。
講義は話しっぱなしで1時間半があっという間に終了!「伝えたい」という思いが強すぎて、話しすぎてしまうのかも。今回は及部先生発案の、講義を聞きながらポイントをスケッチをする「ヒアリングスケッチ」を提出することになっているとのことで、学生の皆さんはスケッチを取りながらも、私の早口のおしゃべりに付き合ってくれました。
私が工房を運営する中で一番感じているのは、幅広い意味で助けてくれる「他人の力」の大切さ。そして、自分を正直に見つめるだけでなく、他人の気持ちも考えることで、社会の中で「芸術」を使った仕事ができるのではないかと思っています。講義を聞く席に座っていた学生時代から30年が過ぎ、試行錯誤で歩いてきた者として、これから社会に出て行く後輩達に何か生きるヒントを伝えることができたのなら幸いです。
講義が終わって、提出された「ヒアリングスケッチ」を見せていただきました。私の着ていたカボチャ、子どもの作ったカルタ「雪の中 寒さに負けない 犬だった」や、スライドの背景の子どもたちの描いた絵を多くの学生が描いてくれていて、カボチャは描くだろうな…とは思っていましたが、工房の子ども達の作品がそんなに印象的だったのかと大変おもしろく思いました。
私の気に入ったスケッチを数点掲載させていただきます。作者には掲載の許可をもらっていませんが、優秀だったということでご了承くださいねー。
こういう活動に興味のある後輩とは、一緒に活動をしてみたいと思いました。また、どこかでお会いしましょうね!

受講した生徒数は400人!

カボチャも講義に参加

スライドで活動を紹介

及部先生のまとめの一言

講義を終えても熱心な生徒たち

提出されたヒヤリングスケッチ